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安全を守ることではなく、安全を守るためにはどうあるべきかが書かれているありがちな、安全の守り方や事故の分析方法はむしろ簡略化されている。具体的に、どのような人員確保をするべきか、労働環境はどうあるべきか、チームワーク、リーダシップ、フォロワーシップ、など、それぞれ実例を交えながら、具体的に示されている。もちろん、米国の社会背景と、日本とは異なる点もあるので、少し読み替えないといけないところがある。しかし、全体を貫かれた「安全を守るために医療界だけではなく、社会や政府は何をしなければならないか、どれほどの手間、人員、予算が必要か」という問いに答えようとする姿勢は、勇気づけられる。
焦点は看護師に当てられている。看護理論よりも、この本を教科書にして、看護とは何か、どうあるべきかを教えた方が、21世紀の医療界を生き抜く底力になると思える。
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